ところがボルビックという会社はここで、
「途上国に井戸を掘る」という事業を行うことで、
自社の商品を差別化した。
ボルビックのミネラルウオーターの売り上げの一部を
ユニセフを通じてアフリカで井戸を掘り、
10年間メンテナンスを行うという活動に
振り向けることにしたた。
そしてボルビックを1リットル買えば、
水不足に苦しむアフリカの住人に
10リットルのきれいな水を供給できる、
とやった。
「1リッター・for・10リッター・プログラム」だ。
これで、
ただの水にしか過ぎなかった
ボルビックのミネラルウオーターに、
「アフリカの人にきれいな水を提供する商品」
という「付加価値」が付いたわけである。
環境や途上国問題に関心のある消費者に、
「ボルビックを買うと、
自分も良いことをしたことになる」
というメッセージを送り、
ボルビック製品の選択を促すことができる。
差別化が難しい商品やサービスの場合、
こういうふうに別のことで差別化すればいいわけだ。
自社の商品やサービスを購入すると、
その商品やサービスを購入した価値以外にも、
別の価値が付いてくる。
そこで差別化するわけである。
もちろんそんな大きな慈善事業でなくても良い。
「老人ホームのおじいさん・おばあさんに手紙を書こう」
「恵まれない子供のために、
読み終わった本を贈ろう」
なんて言うことをやっている学習塾もある。
自社の商品やサービスに、
商品価値以外の付加価値をつける方法も、
常に考えておく必要があるね。
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