無料サービスを受けた人は、
かなりの割合でそのサービスの継続を求める。
学習塾でも無料授業体験というのをよくやっているが
体験した人の6割7割はそのまま入塾することになるから、
かなり効率のいい集客方法だ。
無料サービスから商品やサービス購入に至る理由は、
「商品やサービスの良さが分かった」
「商品やサービスが満足いくモノだった」
ということだろう。
タダだから無料サービスをもらうという人も多いが、
無料サービスだって実はタダじゃない。
無料サービスを受けるためには
足を運ばなければならなかったり、
自分の住所や電話番号を書いて申し込まねばならないわけだ。
時間をそのために使うのだって、
実はコストがかかっている。
時間は人生の一部であり命の一部だから、
自由に使える時間をわざわざ無料サービスに充てるのだって
コストを支払っていると言えるのだ。
そしてその結果、
サービスを購入することにした人は、
「より良いサービスを体験した後では、
以前の生活に戻るのがいやになる」
…という事が起こる。
仏教の四苦八苦の一つに、
「五蘊盛苦」(ごうんじょうく)というのがあるが、
一度ある素晴らしい体験をしてしまうと、
それより劣ったモノに満足できなくなってしまうってことだ。
ウォーターベッドを1ヶ月間、
使ったお客さんは、
元の固いベッドで寝ることが苦痛になった。
→だから9割の人が買い取りを申し出た。
大画面テレビを1ヶ月体験したお客さんは、
元の小さな画面のテレビを見ることがみすぼらしく感じた。
→だから9割の人が買い取りを申し出た。
窓ふきや洗車サービスで自分の会社や家、
自分の車がぴかぴかになったお客さんは、
その快感を知って、
汚れた窓や車では我慢できなくなった。
→だから有料でサービスを継続することにした。
ということである。
無料サンプル・無料サービスが
いかに成約率の高い販促方法なのか、
思い知らされるね。
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