自分自身や自社の使命(ミッション)というのは、
けっこう深遠なテーマだ。
外資系の企業には、
ミッションというモノが必ずあって、
それは
「何を持って、
どういうカタチで社会に貢献するか」
ということだ。
要するに、
その会社が社会に存在する意義ってコトやね。
そしてそのミッションを元に、
やることを決めてくワケだ。
「あれやります」「これできます」と言う感じで、
何でもかんでも手を出していたら、
経営資源なんかすぐに尽きてしまう。
それを防ぐためにも、
自分はどういう事が得意で、
どういう事をして社会に貢献したいのか、
そしてそれによって対価を得たいのか、
これをハッキリさせる必要がある。
たとえば、
イタリアンレストランのサイゼリアは、
当時高価だったイタリア料理を、
格安価格で提供するというミッションで大きくなった。
イタリアンレストランを始めたのはいいけれど、
開店当時はイタリアンレストランなんて
値段ばかり高いだけという認識だった。
それで全然お客が来なかったので、
「え〜い、
7割引にしてしまえ!」
とやったら大流行。
それがつまり成功の第一歩だったわけで、
それ以来ずっと、
「格安価格でイタリア料理を提供する」
と言う路線で店舗を増やしてきたという。
また居酒屋チェーンの「白木屋」は、
狭くて男ばっかり・常連ばかりな居酒屋が
とても嫌だった創業者が、
広くて女性でも来れる居酒屋を作るという
ミッションを立て、
大きくなった。
定食屋チェーンの大戸屋も、
二代目オーナーが
女性にしっかりした食事を提供するという
ミッションを立てたことから、
池袋の小さな食堂からチェーン展開が始まった。
どちらもほんの30年前の創業で、
たった一軒からスタートしたチェーンだが、
その元になるミッションがユニークだったために
成功したということだろう。
もちろん、
必ずしも低価格化は
ミッションとしなくても良い。
成功するには安ければいいというものではない。
サイゼリアは低価格を売りにしているが、
他の二つのチェーンは低価格化を
必ずしもミッションとしていないで成長しているし。
ただ白木屋も大戸屋も、
ターゲットは女性だというところに
注目する必要がある。
21世紀の有望マーケットである「老人・女性・少数民族」に
1990年代から目が向いていたって事だ。
成功するのは、
ある種当たり前だったかも知れない。
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