ミッションとアイデンティティ

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ミッションやアイデンティティがないと仕事は雑になる

経済関係の翻訳本は、
9割がた読みにくい。

同じ翻訳本でも、
小説なんかはまだ読みやすいし、
数学や理科の翻訳本も、
かなり読みやすい。

ところがなぜか、
経済書の翻訳は読みにくいんやね。

その読みにくい経済書を、
学生もビジネスマンも、
苦心して読むという不経済なことをやっている。

「マンキューのマクロ経済学」とか、
「組織の経済学」が例外的に読みやすいのは、
翻訳している人が経済学の先生だったり、
原著の出版の手伝いをしていた人だからだろう。

こう言う人が翻訳すると、
まだまともな翻訳になる。

翻訳技術で翻訳している訳じゃなくて、
「最新の経済学を日本に紹介する」
というミッションで翻訳しているから。



ところが一般の出版社が翻訳した経済書は、
何が書いてあるのかさっぱり分からないことが多い。

経済学書のみならず、
社会学や思想関係の本もひどい。

日本語で書かれてあるはずなのに、
なんのこっちゃか分からない本も多い。

「新訳」とかいって「わかりやすく翻訳し直した」
という本ですら、
かなりよみにくい。

マックス・ヴェーバーとか、
ルソーとか、
歴史の教科書に載っている本ですら、
散々苦労しないと読めない有様。

これじゃあ日本に市民革命が起こらないのも
当然かもしれない。

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