顧客に聴けばよいこととは何か

マーケティング・リサーチのつづき。

 

自社の顧客が何を求めていて、どういう商品やサービスを必要としているのかは、結局のところ顧客から聴くしかない。

 

言葉として伺うか、それとも購買行動を観察するか。

 

どちらでもいいけれど、顧客から聴くという方針しかない。

 

たとえ大金をはたいてリサーチ会社を使ったとしても、その結果をしっかり分析するには、結局、顧客から聴くしかないのだ。

 

リサーチ会社は所詮、数値的なとりまとめができるに過ぎない。

 

それはそれで価値があることではあるが、実際にそれを顧客が本当に望んでいるのか、本当にお金を出してその商品やサービスを購入するのかは、なかなか分からないものだったりする。

 

というわけで、顧客の意見や購買行動自体をつかむことがマーケティングの成功の鍵になってくるはずだ。

 

質問票(アンケート用紙)で何を尋ねればいいか

商品やサービスに関するリサーチは、すでに自分のお店や企業のユーザーに聞くのが早い。

 

その際、アンケートは、可能な限り匿名で書いてもらう。

 

匿名の方が正直な意見を集めることができるし、答える方も気楽だ。

 

アンケートに答えてもらった場合は、アンケートの受付箱などを作って、粗品や割引券などを提出時に差し上げることにする。

 

アンケートの項目は、自社の商品やサービスに関する項目、たとえば、自社製品やサービスに関してどこで知ったか?いつ買ったか?購入時に検討したことは?購入の決め手となったことは?購入後の感想・気に入った部分は?などと言う項目に加えて、さらに次の項目を尋ねる。

 

  • 性別・年齢
  • 世帯年収
  • 読んでいる新聞
  • よく聞くラジオ局と、よく聞くラジオ番組
  • よく見るテレビ局と、よく見るテレビ番組
  • よく読む雑誌
  • 現在のお仕事内容
  • 自社商品以外に使っている(競合)商品
  • 興味のある競合商品
  • 新しい商品について広告を出して欲しいメディア
  • その他のご意見・ご要望
項目数は20以下にした方がよいが、記入が簡単なように選択肢を作っておけばたくさん尋ねられる。

 

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