無料セミナーの開き方

セミナーを開いて自社の商品やサービスの販促を行う場合、45分の講演・レクチャーの後、自社の商品やサービスの説明を行う。

 

講演やレクチャーは、企業の人間でなくても良く、外部から誰か詳しい人を招いても良い。

 

講演によって自分の会社やお店、あるいはあなた自身がその分野の専門家であることを証明し、権威づけを行う。

 

また講演後は、自社の商品やサービスの説明を行う。

 

商品やサービスに関する説明やデモンストレーションを15分ほど行って、自分の会社やお店の商品やサービスを知ってもらうと同時に、役に立つものであることを確認してもらう。

 

そして出口までの途中に、商品やサービスの購入申込場所を設置して、商品やサービスの受付や質問に答えるようにする。

 

ここで強引にその日のウチに成果を出そうとする企業は、出口までに3つのセールスポイントを作り、それぞれのポイントでセールスマンがしつこく購入を勧めたりもする。

 

こういうやり方をすると、強引に買わされたという気分になるので、あまりいい印象を持たれないが、それで成功している企業もある。

 

ただセミナーやデモンストレーションで商品やサービスに価値を認めてもらえば、こういう強引なセールを行わなくても、数日後に購入の申し込みがあることも多い。

 

学習塾の無料体験などでも、体験後に即座に入会手続きをとらなくても2週間後に入塾を申し込みに来られることは良くある。

 

この場合は、購入者は自発的に購入に至ったわけだから、企業イメージやお店の評判を落とすことはないはずだ。

 

自分の会社やお店が存在して、そこでどういう商品やサービスがあるのかを認知してもらうだけでも、あとあとのビジネスのチャンスになる。

 

無料セミナーの損得勘定

無料セミナーなどを行う場合、自分の会社の施設やお店でやる場合は、場所代はいらない。

 

しかしホテルや公共施設を借りる場合は、1時間当たり数千円から数万円の費用がかかる。

 

1時間くらいのセミナーなら、飲み物を出す必要はないが、それ以上のセミナーなら、飲み物やちょっとした食べ物を用意する方がいい。

 

お茶一杯、お菓子一個で売り上げが上がるなら、出さない手はない。

 

こういうちょっとしたところで差がつく。

 

で無料セミナーなどを行えば、売り上げは確かに上がる。

 

やらないよりやった方が、売り上げは上がるのは確かだろう。

 

ただ問題は、損得勘定はどうなっているかだ。

 

セミナーを開催するのに必要なコストを計算して合計した金額を上がった売り上げ件数で割ってみる。

 

ここでもし売り上げ1件増やすのに費やしたコストが、1件当たりの利益を下回っていたら、無料セミナーを開催したことはプラスである。

 

逆に1件当たりの利益より、セミナーの1件当たりコストが上回っていたら、セミナーを開いて損したって事になる。

 

この場合、セミナーのやり方がどうだったのか、あるいはセミナーで本当に効果的な販促ができるのか、再検討する必要があるだろう。

 

チラシをまいたり折り込みを入れたりしたとき同様、販促の効果を測定することは、効果的な販促を行うための貴重なデータになる。

 

だから常に効果測定をして、何が効果的であったか、何が問題だったのかを毎回検討する習慣をつける必要がある。

 

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