人間は3秒で自分に関係があるかどうか判断する。
ゲリラマーケティングのテキストによると、ラジオCMは最初の3秒が勝負だという。
3秒でリスナーの注意を引けなければ、そのCMはスルーされてしまう。
つまり「聞き逃されてしまう」。
というのもラジオを聞いているリスナーは、自分に関係ある話かどうか、3秒で判断してしまうからである。
以前、フジテレビの明石屋さんまさんの「ほんまでっかTV」でも紹介されていたが、3秒というのは人間の行動の基本単位だそうで、3秒単位で人間というのは物事を判断する。
なので最初の3秒が印象的なフレーズでなく、ボンヤリとしたメッセージであれば、たとえアナタのお店や企業の商品やサービスがピッタリの見込み客がアナタのラジオCMを聞いていたとしても、聞き逃されてしまう可能性が高いというわけである。
メール・マーケティングでも、件名やメールの最初に「●●さん!」というフレーズを入れると効果的だと言うが、それはメールを読むときに読む人の名前を最初に入れると、読む人が「これは自分に関係ある話かな?」と思って読んでくれるからだろう。
お客さんと相対する場合は当然、お客さんの名前を呼ぶか呼ばないかで、当然、成約率も変わってくるはずだ。
3秒でリスナーの耳を釘付けにさせろ
ラジオCMでは、最初の3秒が勝負だという。
最初の3秒で、見込み客の関心を引き、広告内容を真剣に聞いてもらわないと、「ああこの広告は、自分には関係ないな」と思って、スルーされてしまう。
人間というのはそうやって、自分に関係があるかどうかで、聞く態度が変わってくる。
だからメールマーケティングでも、お客さんと相対している際でも、相手の名前を上手く織り交ぜて話す必要がある。
他人事のような話し方をしていると、聞いている人は「今夜の晩ご飯、何にしようかな」などと、別のことを考え出す。
だからこそ短い間であっても、リスナーの関心を引き、口コミが出来るような内容のフレーズを、しっかりラジオCMとして出稿する必要がある。
そしてまた、注意を引くために、音を入れるというのも効果的だという。
音楽があるラジオCMと、そうでないラジオCMでは、やはり印象が違う。
テレビでも、薬のCMなどには「ピーンポーン」という音が入って、断り書きなどが映し出されたりするが、ああいうヤツである。
ああやって何かの効果音を入れ、リスナーの注意を引いてから、口コミしやすいようなフレーズをひとつ、ボンと入れられれば、5秒スポットや10秒スポットでも印象に残るはずである。
ただしそのための音源は、著作権使用料などが発生するので、無料で使えるような効果音を探してくるか、自分で音を作る必要があるが。
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