広告に即効性がない理由

ゲリラマーケティングによると、広告を出して、すぐに効果が出ることは滅多にないといいます。

 

経営者が最初に広告を出すときは、すぐに結果が欲しいものなんですけれど、広告というのは、そんなに即効性がないんです。

 

だからこの期待は、たいてい裏切られるわけですね。

 

マーケティングというのは「投資」であり、即効性のある「投機」ではないというわけです。

 

マーケティングというのは、一瞬だけ売り上げを上げるものではなくて長期的にシェアを引き上げるコトを狙うものなんです。

 

だから、すぐにじゃんじゃん電話がかかってきたり、売り上げが上がったりはしないわけです。

 

ここをはき違えていると、短期間で挫折してしまって、もう少し続ければ効果が出始めたプランを途中でやめてしまったりするわけです。

 

ではなぜマーケティングで、効果が出るまでに時間がかかるのか?、、というと、それは例の「ザイアンス効果」です。

 

ザイアンス効果とは?

「ザイアンス効果」(またはザイオンス効果)というのは、マーケティングの世界では、よく聞く言葉です。

 

別名「単純接触効果」といいます。

 

人は単純に多く接触したモノに、好感を持つ傾向がある、、と言う説です。

 

ある心理学の実験では、単純に25回以上、あるモノを見せただけで、それに好感や親しみを持つようになったという結果が出たそうです。

 

案内広告の話のところで、ある商品やサービスを必要としている人が、それに関する広告を最初に目にしてから20回目に見た頃に商品を購入するという話がありましたが、まさにそう言う意味ですね。

 

マーケティングというのはだから、「これが良いですよ、お買い得ですよ」などと押しつけがましくセールスすることではないんですね。

 

さりげなく、あるいはハッキリと、一貫したアピールを続けることによって、お客さんの心に親しみと信頼を作ることなんですね。

 

広告などを最低でも25回、将来のお客さんに見てもらわないといけないわけですから、時間がかかるのは、ある意味当然かも知れません。

 

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