3文で、マーケティングを記述せよ!
さてここからは、マーケティングプランを実際にどう作っていくかという話になる。
「クリエイティブマーケティング」という名前になっているが、「クリエイティブ」がここでどういう意味で使われているのかは、特に説明がないので、よくわからない。
それはまたおいおい分かっていくことだろうから、一旦置いておくとして、どういう風にマーケティングプランを建てるか見ていこう。
その前に、マーケティングプランを、3つの文で表すことを意識すべきだという。
「誰に何を知らせるマーケティングか」(→FOR WHAT)「顧客に知らせたことは、どのように達成するのか」(→HOW TO ACHIEVE)「広告はどんな雰囲気・要件にするか」(→HOW TO ADs)ゲリラマーケティングの本には、朝食シリアルの例が載っている。
この朝食シリアルのマーケティングの目的は、「12歳以下の子供を持つ母親」に「この商品が競合他社製品より栄養価が高く健康的であること」を知らせるもので、1食分のビタミン・ミネラル、食物繊維、脂肪などの含有量を示す(あるいは他社製品と比較する)ことでそれを達成する。
広告の雰囲気は、軽快で健康的でテンポ良い雰囲気で。
こんな感じで3つの文にまとめるのが良いという。
テレビCMをみて、それがどういうマーケティングなのか、3文にまとめてみるというのも、いいトレーニングになりそうだね。
アピールポイントは3つまで
クリエイティブマーケティングを書くには、まず自社の商品やサービスが、競合他社と比べて何が優位なのかを見つけるところから始める。
競合他社と比べて全く優位な点がなければ、提供する商品やサービスを再検討する必要がある。
というのも、それでは見込み客にアピールするポイントがないわけだから。
また逆に見込み客にアピールするポイントは、多くても3つにする必要がある。
あれもこれもアピールしても、結局人々に伝わらない。
アピールポイントが多いと簡潔なメッセージが作れないし、簡潔でなければ覚えられない。
「このラーメンは、辛くて甘くて栄養価が高くて、独特のスパイスを使っていて、保存料無添加で値段が安くて、、、」こんなメッセージだと、結局何が言いたいのか分からない。
アピールポイントが多い場合は、狙っている顧客の心に残るようなポイントを選んで、メッセージを作る必要があるってことだね。
まとめると「マーケティングプランは、3つの文で表し」「メッセージも3つのポイント以内にする」ということだ。
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