訴求サインとは?

ミニメディア・マーケティングとは、小さな会社でも行える「ミニメディア」によるマーケティングだ。

 

ミニメディアによるマーケティングとは、

  • 巡回訪問
  • 個人的手紙
  • テレフォンマーケティング
  • チラシ、パンフレット
  • 案内広告
  • サイン
  • イエローページ
などと言った方法による、マーケティングだ。

 

前回は、新聞やローカル雑誌に載せる「案内広告(三行広告)」について読んでいったが、今回は「訴求サイン」だ。

 

この「訴求サイン」とは店の屋外・屋内にある垂れ幕やポスター、バナーやPOPとかいう、販促グッズのことを指す。

 

店の前で風にたなびいている「のぼり」なんて言うのも、「サイン」というカテゴリーに入るようだ。

 

訴求サインは、すぐにでも購入を促すようなモノが多く、衝動買いを誘うことが多い。

 

本屋さんにある「手書き風POP」などは、一時期かなり話題になったね。

 

74%のお客さんが何を買うか決めていない

テキストによると、訴求サインは「衝動買いを生む」とある。

 

店の外や店の中にある訴求サインは、販売している商品やサービスのすぐ近くにあるので、それに目をとめたお客さんの購買につながりやすいと言うことだろう。

 

しかし訴求サインというのは、もっと重要な意味を持つ。

 

というのもアメリカのPOP協会の調査(1991年)によると、お客さんが商品を購入する際、約74%もの顧客が漠然としたイメージでお店にやってくるというからだ。

 

商品を購入する人を分類すると、

  • 購入する商品を決めて来店・購入する人
  • 購入する商品は決めていないが、大まかなイメージを決めて探しに来る人
  • 何かいいものがあれば、買いたいと思っている人
と言う風に分かれるわけだが、2番目3番目に該当するお客さんというのは、背中を押して上げないと自分の欲しいものが買えない状態なのだ。

 

本屋さんで、手書き風POPが大きな効果を出すのは、本屋さんを訪れる殆どのお客さんが、「何か●●について読みたいけれど、何を読んで良いか分からない」と言う状態だということだろう。

 

日本の書店では、立ち読みして本を選ぶのが普通のスタイルなので、「いいものがあれば買おう」というお客さんに購入を促すPOPが大きな効きめを生むのだろう。

 

もちろん屋外に出す訴求サインも大切だ。

 

たとえばラーメンが食べたいな、と思っても、どういうラーメンが食べたいのか、漠然としているような場合がある。

 

ラーメン店でもいいし自宅で食べても良いが、とにかくラーメン。

 

こういうお客さんに、自分のお店や自分のお店の商品を買ってもらうには、店の外に出している訴求サイン(バナー、垂れ幕)が重要になってくる。

 

NEXT:広告は見てもらえないと意味がない

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