タイム広告(番組枠提供)とは
ラジオCMの広告出稿方式には、タイム広告とスポット広告がある。
タイム広告というのは、番組そのものや、天気予報やニュースなどの番組内の特定の枠を提供する広告で、番組やコーナー枠の最初に提供企業の名前や商品名が読み上げられるアレである。
ラジコム(ラジオ広告代理店)のサイトによると東京のAMラジオの枠でタイム広告するには、月額300万円以上の広告料が必要なようだ。
→ニッポン放送CM料金の例ニッポン放送というと東京のラジオ局でフジテレビ系列で、サービスエリアは関東全域(広域放送)だから、恐らく日本で一番料金が高い部類にはいるだろう。
なので地方のローカル局なら、この3分の2とか半分くらいの料金で、天気予報程度の枠提供ができるはず。
ようするに月100万とか150万って事だね。
東急田園都市線のプラットフォーム内の大きな広告でも、広告料金は月額30~50万円前後のようだから、チェーン展開しているお店や企業の場合は、充分ペイできる料金かも知れない。
スポット広告とは
ラジオCM、広告出稿の方法の続き。
タイム広告とは、番組提供だとか、ニュースや天気予報と言ったコーナー枠にラジオCMを流す広告のことである。
広告の初めに提供企業の名前が読み上げられ、コンテンツ放送後に20秒スポットCMが流れる方式だ。
広告料金の設定は、月額で設定されており、スポット広告を同じ回数流すのと同じ程度の料金だ。
ただ「●●提供の天気予報」などという提供クレジットが付くし、決まった曜日の決まった時刻でCMを流せるので、広告効果としてはスポット広告よりはるかに効果がありそうだ。
一方、スポット広告というのは、5秒から20秒の短い広告を1回流す広告で、1回当たりで広告料金が決まる。
東京のメジャーなラジオの人気番組だと、20秒広告で、6万円~10万円くらいの料金だが、地方局の場合はだいたい2~3万円と言うところのようだ。
たった20秒で2万円とか3万円というのは、いかにも割高のようにも思える。
もちろんこれにも回数割引のようなモノがあって、あらかじめある程度の回数を流す設定であれば、もっと安い料金で利用することも出来るだろう。
広告代理店が枠ごと買い取っているような提供枠なら、枠が埋まらなかった場合、格安料金で広告出稿を依頼される場合もあるらしい。
で、この5秒とか20秒に、どのくらいのメッセージを入れることが出来るかというと、日本のアナウンサーは、400字詰め原稿用紙1枚の原稿をちょうど1分で読むのが標準だというので、20秒というと、ざっと120文字前後のメッセージということになる。
つまりツイッターでつぶやくくらいの文章量ってことだね。
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