提供する便益は何か?を考える
クリエイティブマーケティングの続きだ。
前回のまとめとしては、マーケティングプランは(1)プランは3文にまとめる。
すなわち、誰に何を伝えるマーケティングで、 それはどのように達成されるか、 どんな広告にするのかを簡潔に書く(2)自社の商品やサービスのアピールポイントを 3つに絞って、メッセージを作るということだった。
さて、自社の商品やサービスのアピールポイントが分かったら、次は顧客に与える便益(ベネフィット)が何かをハッキリさせる。
便益というのは、金銭的な利益(プロフィット)も含んだ、広い範囲のいろんな利益のことである。
テキストには、「このシリアル一食で、一日に必要なビタミンミネラルの半分が摂れます」なんて感じの例が書いてある。
一日に必要なビタミンミネラルの半分が一食で摂れるならこりゃ他のモノを食べるより、お得で健康的だ!というのがつまり、顧客に与える便益と言うことになる。
具体的なメッセージを見つけろ
顧客に与える便益も、やはり3つ以内に絞る必要がある。
3つ以上書いても、印象に残らない。
そして顧客の与える便益は、「顧客の何を変えるか」に焦点を当てて書く必要がある。
たとえば「ビタミンCをたくさん含んでいて健康的です」ではなくて、「ビタミンCがお肌のうるおいを保つのに役立ちます」と書く必要がある。
お客さんは、ビタミンCが多いと何に良いのか、知っているかどうかは分からない。
だからその商品やサービスを利用したときに、達成されることが何かと言うところに焦点を当てなければならない。
しかも「健康的だ」という漠然としたメッセージではなく「お肌にうるおいを保つ」「便通が良くなる」というふうな、より具体的な便益を書かなければならない。
そしてその便益が必要な顧客の目にとまるような印象的なメッセージを考える必要がある。
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