広告メディアの組み合わせは?
マーケティングプランの建て方の最後は、どういう広告メディアを利用するかと言うことだ。
新聞広告、テレビCM、ラジオCM、案内広告、チラシ、パンフレット、看板など、顧客ターゲットや、商品やサービスによって、ベストの組み合わせは変わってくる。
ゲリラマーケティングの場合は、使える資金額が限られるので、手段としてはかなり制約を受けることになるがそこはクリエイティビリティ(創造力)で補うしかない。
広告の出し方も、大企業が出すようなカタチではなく、大企業が出さないような方法で出す必要がある。
ドーンと大きな広告を一枚出すのではなくて、細かな広告を目に付くところにたくさん出すのも一案だという。
また競合他社が広告を出さないような時期や、競合他社が広告を出さないようなメディアを使うなど、様々な方法がある。
地元のテレビラジオに取り上げてもらう
地元のテレビやラジオに取り上げてもらうというのも良いマーケティング方法だと言える。
マスコミに取り上げてもらう活動のことをパブリシティ(広報)活動と呼ぶが、マスコミに取り上げてもらうと、それだけで信頼度がアップする。
パブリシティの方法としては、ニュースリリースや記者会見などがあるし、雑誌や新聞、テレビやラジオの取材を受ける方法もある。
お金を払って記事を書いてもらう広告(記事広告)映画や他のメディアとのタイアップ広告もあるし、お金を払わないフリーパブリシティという方法もある。
たとえば年末年始には福袋が話題になるが、百貨店などは目玉となるような福袋の他に「1億円福袋」なんていう特別な福袋を用意する。
別荘と高級車と高級宝石などを組み合わせて1億円。
一体誰がそんなモノを買うのかと思うが、これがつまりフリーパブリシティという方法だ。
実際に誰かが買わなくても、構わない。
ニュースとして取り上げられること自体が大事なわけだ。
これなど、アイデアさえ秀逸であれば、ニュースリリースを流すだけで取材に来てもらえる。
クリエイティビリティが試されるモノだと言えよう。
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