マーケティング・カレンダーを作れ

マーケティングを効率的に行うためには、年間のマーケティング計画をしっかり立てることが重要だ。

 

もちろん、計画を立てたからと言って、望み通りの結果が得られるとは限らない。

 

が、そのときはそのときで、修正プランを立てればよい。

 

大事なのは、意味のないタイミングで、無駄な費用をかけないと言うことである。

 

自社の商品やサービスに対して、需要がないときに広告を打っても無駄だ。

 

たとえば、結婚シーズンの終わったあとに、結婚式場が広告を打っても、お客は来ない。

 

旅行シーズンが終わったあとに、旅行の広告を打っても、関心は惹くだろうが、お客は来ない。

 

見込み客には25回以上、広告を見せろと言うのは重要だが、集客にインパクトのある重要なCMやチラシは、お店や企業の最盛期の前に打つべきモノであって、そのあとに打っても、見込み客はもう自分の欲しい商品やサービスを購入したあとなので、全くと言ってニーズはない。

 

なので、いつどこで、どのような広告を打つのか、年間のマーケティングプランをあらかじめ立てておく必要がある。

 

そしてそれは、マーケティングにかかる費用を節約することにもつながる。

 

この年間のマーケティングプラン表のことを、マーケティング・カレンダーと呼ぶ。

 

マーケティング・カレンダーは、週ごとに作る

マーケティング・カレンダーは、週ごとに作る。

 

一年間を52週間に分けて、どの週に何をするかを決めるわけだ。

 

週ごとに、イベントなどをまず記入し、そのイベントを起点に、どういうマーケティング活動をするかを決めていくわけだ。

 

たとえば、学校の入学式がある週があれば、その週を起点にして、入学式用の商品やサービスを用意し、それを販売するためのチラシや広告などを作ってまく。

 

美容院や貸衣装なら、入学式直前が繁忙期になるから、その何週間前に何を準備しないといけないか、、、と販売プランを立てるわけだ。

 

また、ランドセルなどは、もっと前から宣伝しているが、そのスタートは、前年の敬老の日くらいから始まり、年末年始に盛んになるという。

 

これはランドセルの購入者が実は、おじいちゃん・おばあちゃんのことが多く、年配の人がテレビをよく見る季節や時間帯を狙っているのだそうだ。

 

実際によく売れる時期というデータから、その何週間前からマーケティング活動を始めるべきなのか、それを検討した結果で、こういう形になったらしい。

 

マーケティング・カレンダーを作ってマーケティング活動を行うと、だんだんそういう風に、実際に効果のあがる効率的なマーケティングプランを立てることができるようになる。

 

ゲリラマーケティングの本によると、練り上げられたマーケティング・カレンダーは、その企業の貴重な販売プランツールになるという。

 

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