ビラと広告、そして口コミがあればいい
小さなお店や小企業のマーケティングの常道は、ゲリラマーケティングの本によると、
- 電話帳への広告
- チラシやパンフレットの送付
- 看板
- 販促物の送付先への電話
要するにビラと広告、そして見込み客への電話アプローチってコトのようですね。
そして見込み客を見つけるには、とにかくビラや広告を打つしかない。
最初はお客さんがゼロのところからスタートするので、これは致し方ない話です。
なので本には、「ステイプルガンと一握りのチラシ」(p34)などという表現になっていますね。
ステイプルガンというのは、大きなホチキスで、掲示板などにチラシを貼るときに使うモノのようです。
ホチキスの針を使って、チラシをあちこちの掲示板に、貼っていくわけですね。
そうして最初のお客さんを見つけ、そこから口コミマーケティングを始めるわけですね。
広告で集めて、口コミで増やす
小さなお店や企業には、大々的に広告を打つ資金がありません。
なので広告は、最初のお客さんを集めるためだけの手段だというわけですね。
最初に種になるお客さんを集め、そのお客さんの口コミを利用して、お客さんを増やす。
もし口コミマーケティングが成功すれば、種になるお客さんを集める広告も削減出来てしまいます。
これがつまり小さなお店や企業の王道マーケティングですね。
そしてテキストには、案内広告の大事さが書かれています。
案内広告というのがどういうモノなのか、この本ではよく分かりませんが、想像するに、電話帳の広告や集会所の掲示板、駅やバス停への広告など、ずっと設置しておくタイプの広告のようです。
無料の掲示板でなくても、有料でも格安の掲示板というのはありますから、普段から色々目をつけておくべきでしょうね。
(補足:後で出てきますが、案内広告とは新聞や雑誌の3行広告のことでした)
広告スペースの値段は?
ちなみに先日、私の働いている仕事場にも駅の広告のセールスの人が来ました。
駅のプラットホームの壁に並んでいる広告スペースのセールスでした。
最近は不況のせいか、空いているスペースが多いですね。
特に階段から遠く離れた、ホームの端にあるスペースはガラガラです。
ここの広告料金は、半年で35万前後でした。
あれこれ入れると40万ちょっと。
急行の止まらない駅の、階段からやや離れた場所の広告スペースで、年間80万円ってコトですね。
もう少し階段寄りだと、100万円以上になるんでしょうが。
小さなお店だと、コレはちょっと難しいでしょう。
広告を出したからと言って、すぐにお客さんが来るとも思えませんし。
ちなみに駅前のバス停の案内板の下スペースは、月1~3万円くらいでした。
バスの時刻表の書いてあるすぐ下で、50センチ四方くらいの大きさです。
ここはすでに広告がでていますが、これだと年間30万弱ですね。
バスを待っているお客さんの目に触れるので、そのバスを利用するお客さんには効果的かも知れません。
もちろんそこにターゲット顧客がいるという前提ですが。
いずれにせよ、様々な種類の広告の中から、効果対費用を考えて広告の組み合わせを選ぶ必要がありますね。
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