小企業が全て劣っているわけではない
小さなお店や小企業には、大企業のようなお金のかかるマーケティングはできません。
大企業であれば、広告やCMを半年以上続けることができます。
効果が出るまでに、何度も戦略を練り直し、有名タレントを新たに起用したりもできますし、ずっと資金や人などの経営資源を投入することができます携帯電話のソフトバンクなど、最初は『予想GUY』の外人さんだけがCMキャラでしたが、犬が加わり、お母さんが加わり、そして上戸彩が加わって、白戸家というCMシリーズができあがっていきました。
そう言う風に、最初から効果が出なかったとしても、戦略をドンドン修正するだけの余裕があるんですね。
ところが小さなお店や小企業では、そんな余裕はありません。
派手なテレビCMも打てませんし、有名タレントを使ったキャンペーンもなかなか難しい。
広告が打てるのは、開業してしばらくの間だけで、そのあとは早めに事業が上手く行かない限り、広告に使える資金はなくなります。
小企業は、小回りがきく!
では、小企業が大企業に全て劣っているかというと、必ずしもそう言うわけではありません。
恐竜が絶滅したのは、環境変化でその巨大な体を支えるための食糧がとれなくなったからだと言います。
その一方で、ネズミなどの小動物は、ずっと長く生き延びて現在に至っています。
大きな恐竜と、小さなネズミ。
確かに大きさではかないませんが、スピードや判断力に関して言えば、ネズミの方が上かも知れません。
必要なエサの量が少ないのも、エサが少ない時代には有利に働きます。
大きな企業というのは、経営判断に時間が必要なことが多く、スピード感に欠けるところがあります。
つまりいろんな部署があり、責任者も多いので、一つの決定をするのに了解を取る段階が多いのです。
ところが小さなお店や小企業では、営業マンが社長に電話して判断を仰げば、それですぐにGOサインを出すことができます。
チャンスがあったとき、すぐにそれを押さえることができる。
これは小企業ならではの利点だと言うことができます。
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