悪い印象はすぐに伝わる
会社のロゴや広告のデザインは、実績のあるプロを使うべきだ。
デザイン会社や広告のプロなら、何十年も使える社名の入ったロゴや、商品ロゴを作ってくれる。
デザインや広告に疎い素人が作って膨大な広告費の効率を落とすのはもったいない。
こういうところは実績のあるプロに頼もう。
広告は書いてある内容以上に「雰囲気」「感じ」が大事であって、お客さんはその雰囲気や感じを無意識で判断材料にしている。
つまり売ろうとする商品やサービスがどんなに良いものであっても、広告の雰囲気や感じが悪いと、抵抗感が生じる。
逆に売ろうとする商品やサービスが、凡庸なものであっても、広告の雰囲気や感じがセンスの良い気持ちいいものであれば、それを必要とするお客さんに求められるチャンスが生まれる。
こういうものは論理ではなく、人間の五感に直接訴えるものであるから、数字には表れにくいが、大きな差になるから気を配る必要がある。
特に悪い印象は強烈に記憶に残るから、絶対に避けねばならない。
詐欺師はニコニコして近づいてきて、恫喝したり泣き落としに入ったり、様々な方法で人間の感情揺さぶって金をむしり取ろうとするが、そう言うやり方で、お客さんの感情を揺さぶって儲けるのは邪道だ。
最近テレビでちょくちょく、ガラの悪いマナー講師を見かけたりするが、表情がコロコロ変わったり怒鳴ったりする人は、下品で、ものすごく印象が悪い。
テレビは面白がって、ああ言う人を番組に呼んだりするけれど、お店や企業の看板は、ドギツイとたいていの人に避けられる。
デザインは、実績のあるプロか目利きを捜して頼め
会社のロゴや商品のロゴ、広告のデザインなどは、プロに発注しないといけない。
お金がかかるからと言って、中途半端にケチってはいけない。
どういう広告やデザインが有効で、どういう広告やデザインが良くないかは、経験や実績がある人間にしか分からないから、すでに色々試して経験を積んでいないのであれば、とにかくまず広告屋さんやデザイン会社を捜すべきだろう。
もちろん超一流のプロに頼むのは費用がかかりすぎるので、近くで流行っているお店をみつけて、どこの広告会社やデザイン会社を使っているのか尋ねてみればよい。
チェーン店だと教えてくれないかも知れないが、個人経営の他業種なら、多分気軽に教えてくれるはずである。
身近に美術関連の勉強をしていて、デザインに詳しい人がいれば、そう言う人に依頼しても良いが、発注者に目利きがいないと難しい。
きれいなデザインと、売れるデザインというのは違うのである。
頼んだアマチュアが、発注者の意図を汲んで、それにピッタリなデザインをしてくれれば儲けものだが、そうではなく前衛的な、パッと見た瞬間に良いイメージが伝わらないような自分勝手なデザインだと、かえって印象が悪い。
もちろんアマチュアでも、素晴らしいデザインをしてくれる人はいるだろう。
たとえば今や飛ぶ鳥を落とす勢いのAKB48のステージ衣装は、AKBのプロデューサー秋元康さんが教授を務めているのが縁で、京都造形芸術大学の学生がデザインしているそうだ。
衣装を学生にデザインしてもらう目的は、若い学生の感性を取り入れるためと、費用を安く上げる工夫だろうが、できあがったデザインに注文をつけたりOKを出しているのは、あくまでプロデューサー側の目利きだから、上手くいっているのである。
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